マンションの固定資産税を築年数でシミュレーション
マンションの固定資産税は、減税措置や家屋の経年減価などで固定資産税評価額が変化します。
ここでは、
・土地 50㎡ 固定資産税評価額1,200万円
・家屋 120㎡ 固定資産税評価額4,000万円
の新築マンションで、新築、築5年、築10年ごとのマンションの固定資産税をシミュレーションします。
なお、建物の固定資産税評価額の減額は、東京法務局の経年減価率を参考にしています。
土地(50㎡) | 家屋(120㎡) | 新築住宅の税額軽減の 適用の有無 | 固定資産税 | |
新築 | 1,200万円 | 4,000万円 | あり | 308,000 |
築5年 | 1,200万円 | 3,427万円 | あり | 267,890 |
築10年 | 1,200万円 | 2,958万円 | なし | 442,120 |
新築住宅の税額軽減がなくなった築10年では、固定資産税額がとても高いことがわかります。いずれなくなる措置ですが、新築物件を購入した方が最初の固定資産税が安いということがわかりますね。
マンションと一戸建てではどちらが固定資産税は得なのか?
固定資産税の支払額が高いのは、一般的にはマンションと言われています。一番の理由は、マンションと戸建てが同じくらいの購入可価格だった場合、マンションの方が家屋の占める比重が高いことにあります。土地の減税措置に期限はありませんが家屋は有限ですから、家屋の比重が高い方がどうしても固定資産税の負担が大きいのです。
また構造の問題で、マンションは鉄筋コンクリート製であることが多いため家屋の減価率が低く、固定資産税評価額が減りにくくなります。したがって固定資産税で見れば、マンションの方が高くなります。