固定資産税評価額を自分で調べる方法

固定資産税の納税通知書が手元にない場合、あるいはこれから固定資産を購入する場合、ある程度、固定資産税には目安をつけておきたいですよね。ここでは、土地の固定資産税評価額を自分で計算する方法を解説します。

土地の固定資産税評価額の目安

公示価格で固定資産税評価額の目安をつける方法
国土交通省から毎年3月下旬ころ公表される「公示価格」を利用することで固定資産税評価額の目安をつけることができます。公示価格とは一般の土地取引価格の指標となる価格で、特定の地点における1㎡あたりの価格のことです。

固定資産税評価額は、公示価格の概ね70%ほどの割合になるよう算出されるため、公示価格✕地積✕70%で概ねの土地の固定資産税評価額を計算することができます。ただし、公示価格は対象となる地点を任意に選べないため、知りたい地域の価格がない場合もあります。

路線価で固定資産税評価額の目安をつける方法
市町村による「路線価」で固定資産税評価額の目安をつけることも可能です。宅地の評価方法としてご紹介した路線価は、一般公開されています。役所で閲覧するか、資産評価システム研究センターのHPで確認することが可能です。

参照:資産評価システム研究センター「全国地価マップ」

国税庁による相続税の路線価とは別物なので、混同しないよう「固定資産税評価額の路線価」を選択して利用しましょう。路線価がわかれば、後はそれに対象の土地の地積をかけるだけです。

実際には補正率がかかるため、あくまで目安として活用して下さい。また、宅地以外には路線価がない場合もあるため全ての土地を評価することはできません。